岩と雪の殿堂 剱岳
標高 2999m
剱岳は、富山県立山連峰に所在し、標高2,999mで、全山が岩で出来ているような巨大岩峰です。
剱沢から急激に頂上に迫る谷は稜線ぎわまで、豊富な雪渓を擁し、まさに【岩と雪の殿堂】とたたえられています。
憧れの山 【剱岳】 ギャラリーページへ
トピックス:
剱岳山頂のお社が新築になり、大きさはこれまでのモノに比べ約5倍ほど大きくなりました。
2008年8月7日に剣山荘に一時保管されていたご神体が再び社に奉納されました。
(ギャラリ-ページの写真などを見て下さい。)
登山コース:
熟練者コース
源治郎尾根、八ツ峰尾根はロッククライマーの憧れのコースとして有名です。
また、三の窓、小窓を経て池の平に至る北方稜線コースもこれに匹敵します。八ツ峰(剱岳頂上より)
一般コース:
別山尾根コース(登山口は、室堂ターミナル)、早月尾根コース(登山口は、上市町馬場島)があります。
また、雪渓登りコースとしては、剱沢をくだり長治郎谷の雪渓を登るコースがあります。
秋のおすすめコースとしては、剱岳に登頂後、仙人池経由黒部川欅平に降り、そこから黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で宇奈月に出るコースがあります。仙人池に映る紅葉の八峰の風景はきっと登山の疲れを癒してくれると思います。
仙人池には黒部ダムから黒部川を下り内蔵助谷から入るコースもあります。
登山の注意:
積雪期における剱岳とその周辺の登山届
12月1日から翌年の5月15日までの間に、剱岳とその周辺に登山する人は、登山する日の20日前までに、届出する義務があります。
届出の必要な区域は、次のとおりです。
「剱岳及び早月尾根を中心とした区域で、馬場島からブナクラ乗越に至る白萩川及びブナクラ谷、ブナクラ乗越から赤谷山、白萩山、赤ハゲ、白ハゲ及び池平山を経て仙人山に至る稜線、北股、剱沢、武蔵谷、武蔵のコルから剱御前、別山乗越、室堂乗越、西大谷山、クズバ山を経て中山に至る稜線並びに中山と馬場島を結ぶ線に囲まれた区域」降雪、残雪期(12月1日~翌年5月15日)は、富山県条例により事前に富山県知事に届を提出し許可を受ける必要があります。
なお、剣御前小屋などは10月末で営業終了、翌年のGW直前に営業開始します。(一部の小屋はGW以外は営業しないことも有りますので確認して下さい。)
別山尾根コース、早月尾根コースとも悪場にはクサリが設置されていて登りやすい面もありますが、反面クサリの無いところでの事故が多く発生していると聞いております。頂上に登る日は疲労が残っていないよう注意して下さい。
服装は、手足が充分に伸び、岩をしっかり掴む、しっかり踏むという基本行動がとれる伸びやすい素材のモノを着用することで疲れが増加しないような注意も必要かと思います。