立山駅から剱沢へ (8月2日)
AM6:00 立山駅前、無料駐車場に着く。
平日のため駐車スペースが40台ほど空いていた。
AM7:40 立山駅でケーブルカーに乗車、
美女平にてバスに乗り換え、室堂ターミナルへと向かう。
途中天狗平付近で、
これから登る剱岳が雲一つ無い姿で迎えてくれた。
剣御前乗越に着くまで雲がかからないように祈る。
AM8:20室堂ターミナルに着く。
荷造りを確認したのち立山岩殿の湧水を水筒に入れ、AM:8:50出発
室堂平らから、剱御前乗越を観る。
雷鳥沢に下り、そして剣御前乗越をめざし登りに入る。
剱御前乗越への道から、3000mの立山連峰を眺望。
雲一つ無く、いつもの通り圧巻の眺望であった。
途中、2度ほど休憩しAM11:50剣御前乗越に到着。
しかし、AM11:00頃からわき始めたガスのため剱岳頂上に雲がかかってしまっていた。
ここから、剣沢の剣山荘までは下り、所要時間は1:30ほどなので、ビールを水代わりに昼食をしながら雲の引くのを待つことにした。
PM1:00頃、雲が引き始めたので10分ほど下った大地まで行き
雲が完全に引くのを待った。
【待てば海路の日和なり】雲が引き、剱岳の全景が現れた。
ここで、記念撮影。(良かった!!)
後は、のんびりと高山植物を眺めたり、撮影したりしながら剣山荘へと向かう。
剣山荘にて
PM3:00前に剣山荘に到着。
まずはシャワーを浴び、着替えと明日の準備をしたのち、山荘前のベンチでビールを片手によもやま話に熱中。
PM5:00 夕食。その後再び、山荘前のベンチで話し込む。
しばらくして雨がポツポツ降り始めた。
山荘の若主人曰く、下界が暑いと夕方から山は雨が降ることが多いと。
上昇気流で吹き上げられた水蒸気が、山の温度が下がり始めると雨に変わるのだろうと思い、一人で納得した。
寝床に入り横になっていると、明日の弁当配布の放送が有り一人でもらいに起きた。
山荘前の外を見ると、先ほどより雨がひどくなっていた。
隣で年配の男性から、明日は雨ですかね。と聞かれた。
天気予報では晴れると言っています。絶対に晴れますよ。と言い切る。
この雨の原因が、前述の通りであれば気象学的に雨が止むのである。
外に出れないので玄関先の喫煙所で喫煙していると、山荘の姉さんが仕事を終ったと言うことで喫煙に来た。
しばし、二人で雑談。横浜で勤めていたが仕事を辞めてこの山荘に9月末まで勤めるとのことであった。
自分のことをおばさんと言っていたが、小生は30歳を少し過ぎたぐらいかな~と思った。
小柄で可愛い元気な女性でした。
PM8:30になったので寝ることにした。
いざ剱岳頂上へ (8月3日)
8月3日(火)晴れ
AM3:00 起床。
AM3:30 山荘出発 既に前に何組のヘットライトが見える。
1,2番鎖場 一服剣
(写真は、登り時は暗かったので帰路に撮影したモノ)
ご来光
AM4:00 一服剣に到着。
当初は、ここで朝食をしながらAM5:00頃のご来光を待つ予定であったが、山荘の出発が早かったため1時間も早く着いてしまった。
後立山連峰の五龍岳右から現れるご来光が観れる次のポイントは前剱頂上しかない。このコースではもっとも高度差が高いのと、大岩の鎖場3番があり1時間で登り切るのは無理。
しかし、一服剣で1時間待つと後続の組に追いつかれ、その後混雑が予想されたため
ご来光は、観れたら儲け、観れないことを前提に登り始めることとした。
(参考に、過日(5月)撮影したご来光の映像を載せました。)
いよいよ鎖場
さ~これから剱岳頂上まで鎖場が続くのである。
阿部君と鎖場の登り方について再度確認する。
三点支持(手(2本)、足(2脚)のいずれか3点が岩に乗っているか、掴んでいること)、
先の人が掴まっている鎖を絶対掴むな。
鎖は信頼出来るが、岩を掴んで登れるところは岩を掴め。
身体で可能な限り岩を抱け、谷側に反るな。
下を見るな。
など、など。
3番鎖場 前剱大岩
途中、一服剣を見下ろすと予想通り人数が増えている。
AM4:50 一服剣で歓声が上がる。ご来光の瞬間であろう。
我々は、前剱の頂上あと一歩と言うところまで来ていたが間に合わなかった。
AM5:00 前剱の頂上に登り切ると、太陽の光が眩しく輝いていた。
残念!!
頂上で朝食をしていると、ブロツケン現象が現れた。
(ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、Brocken spectre)は太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現われる大気光学現象である。)
他の登山者が楽しそうに身体を動かしながら見入っていた。
剱岳の影が、谷を越えて向かいに鎮座する奥大日岳に写っていた。
ここで、第2発目の記念撮影。