登山道の開拓

細蔵山は、富山県上市町に所在する山で、剱岳北面の直前にあります。
同山は四季を通じて剱岳を眺望出来る山とのことでしたが、これまで登山道はなく、藪が生い茂るっていたため冬季または残雪期しか登れませんでした。
このたび、富山県の中高年登山愛好家グループ『山凱会』(会員27人)の皆さんによって平成21年、登山道が開拓され冬季または残雪期以外でも登れるようになりました。
まだ真新しい登山道のため伐採後の子竹などの切り残りが多く、若干歩きにくいところもありました。

アプローチ

登山道の入り口は、伊折の早月側沿いで馬場島近くの小曽谷の向かい側になりますが、車道と川を挟んで反対側にありますので判りにくかったです。
立山ICから馬場島に向かって約20km(伊折橋からは5.2Km、剱研修センターから2kmの位置)道路上に車が5台ほど止めれる場所があります。(道交違反かもしれませんが(汗))

車道から対岸には現在は工事用の仮設橋が架かっています。橋を渡った河原に石にかかれた登山口への道標があり、途中、ペンキにて矢印がかいてあったり、ケルンがつんでありました。

登山道に入ると少しして急登になります。幾所にロープが張ってありますのでロープにつかまって登るのも良いかと思います。
登山口の標高が約570mですが、この急登の頂点は標高、約1,000mぐらいになります。しばらく緩やかな登りがあり、標高、約1,200mぐらいから稜線となり平坦な道が約1.2km続き、また急登になります。(標高、約1,280mの位置です)この急登を登り切ると頂上になります。
途中の景観は、樹木に遮られているためほとんど期待できません。兎に角がむしゃらに頂上を目指してください。(笑)

登山道路地図

登山道断面図(カシバードにて作成)

景観

剣岳 北西面

立山連峰(冠雪している山の右端が雄山)




ナナカマド