麦屋節


むぎや祭り 越中の小京都 城端町(じょうはなまち)

私が中学生の頃ボーイスカウトに入団していました。
富山県下各隊が集まって開かれるジャンボリーのキャンプファイヤーで、城端隊が踊った【麦屋踊り】がとても男ぽくて好きになりました。

むぎや祭りは、毎年9月中旬に開催されます。
各町内(11町内)、4Hクラブおよび特別参加の五箇山保存会が各会場(町体育館、別院、広小路舞台の3ケ所)で踊りの競演を行います。
夜には町流しも行われる(小生が尋ねた時は、大雨で中止になりました。残念)とのこと。

むぎや踊りの起こりは、歌詞(波の八島を遠く逃れてきて、薪樵るちょう深山辺に~)にも歌われていますが、壇ノ浦の戦いに敗れた平氏一門の落人が、越中五箇山に安住の地を得て、弓矢取る手を鋤(すき)、鍬(くわ)持つ手にかえ、ヒマを見つけて歌い始めたのが麦屋節の起こりと言われています。
紋付袴の腰に大小、手に取るすげ傘は往時の彼らのいでたちを、
そして素朴で、どこかもの悲しい歌詞と調べは心情を表現しています。



古代人



といちんさ節


筑子(こきりこ)節