高校生の頃、一度訪ねた。
その時は古びたお寺であっような気がする。
そして、今回もそう期待して行ったが、
今は綺麗に整理されていて、それだけに風情が無くなったような思いがした。
《 「奥の細道」の芭蕉は、元禄2年(1689年) 7月12日この市振の宿に泊り、妙趣に香る遊女の旬を詠んだ。
この句碑は、郷土の文豪相馬御凪の書により、大正14年に建立されたもりである。
この句に登場する遊女は、二人で新潟から伊勢参宮の旅の途中で翁と同宿となった。
翌朝、旅の心細さから旅の道づれを切望されたものの吟行の旅ゆえこれを断った。
しかし、別れてからも遊女の心情が思いやられ「哀れさしばらく、やまざりけらし」と記している。》